目標:歯みがき&食・生活習慣を身につける!
子どもの頃から始まる生活習慣病予防
子どもの頃に身につける正しい生活習慣は、生涯にわたり全身の健康づくりの基礎となります。お口のケアから一生役立つ“健康を守る力”を育てていきましょう。
子どものお口の状態を知っていますか?
- 歯が何本生えているかを知っている
- 歯の表面がツルツル・ツヤツヤしている
- 奥歯はデンタルミラーで見ている
正しい歯みがき&食・生活習慣トレーニング
[歯みがき]
習慣01 乳歯が生えたら、やんわり歯みがき
はじめはスキンシップもかねて、ガーゼや綿棒などで歯の表面を軽くふき、慣れてきたら小さめの歯ブラシを軽くあててブラッシング。
※1歳誕生歯科健診や育児相談会でお子さんに合わせた、お口のケアのポイントを聞いてみる。(歯みがき方法・フッ化物塗布・おやつなど)
習慣02 10歳までは夜の仕上げみがきをしよう
- 自分で上手にできるのは10歳以降
- それまでは大人が仕上げみがきを行い、10歳まで続けてしっかりフォロー
習慣03 中学生になったらフロスは必須
思春期からは歯肉炎予防に着目を(歯肉炎は歯周病の初期段階)。食後(特に寝る前)の歯みがきを習慣化することが大切。
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- 歯みがきは、歯ブラシに加えてデンタルフロスも使う。歯間部のプラーク(歯垢)もていねいに落とす※別紙ポスター参照
[食・生活習慣]
習慣04 食習慣を見直す
歯をダメにするいちばんのリスクは、ダラダラ食いと ダラダラ飲み。規則正しい食事やおやつ習慣をつけるには、家族みんなで協力を。
習慣05 おやつは1日1~2回まで
一度にたくさん食べられない子どもにとって、おやつは食事の一部。その役割は、「栄養素やエネルギーの補給」「水分の補給」「食べる楽しさを知る」こと。
- 量と時間を決めて、おやつをダラダラ食べない(食事を十分に食べないことにもつながる)※おやつに向くもの/野菜類、くだもの類、ごはん・パン、乳製品
習慣06 水かむぎ茶で水分補給
- 甘味飲料は控え、糖質が入っていない水かむぎ茶にする
- 甘味飲料はダラダラ飲みしない
習慣07 よくかんで食べる
よくかむことで、だ液が多く分泌されて歯を守る効果がさらにアップする。
- 7~8割の力でゆっくり一口30回を目標に
- 前歯を使ってかじる習慣17社会運動をする
- 両足をしっかり床につけて、背筋を伸ばして姿勢よく、口を閉じてかむ
習慣08 鼻で呼吸する
お口ポカンの口呼吸は、口臭やお口のトラブル、顔立ちへの悪影響、風邪をひきやすくなるなどにつながります。
- 普段から、口を閉じて鼻から息をするように意識する
- あ・い・う・べ体操で舌や口の周りの筋力をつける※別紙ポスター参照